「つみたてNISA」で、忘れがちな最後の仕上げ
この記事は、前回の⑬記事の続きになります。
この記事を読んでいる方は、おそらく「SBI証券」の口座開設と「つみたてNISA」口座の開設、更には商品の買付まで終了したことでしょう…?
が、最後の仕上げにしなければいけない、重要な作業が残っていました。
私自身も、2つの「口座開設」と「買付設定」から最初の2か月間は、何事もなく無事に「つみたてNISA」商品の買い付けが行われていると思って過ごしていたのですが…
ふと、確認をしてみると「買付余力が不足しています…」みたいな表示があって、「つみたてNISA」の設定以来、一切の購入が行われていませんでした。
「設定が間違っていたのか…?」と、何度もサイトを確認したのですが、自分のわかる範囲で、どうやらここは間違っていない様子。
「なぜ?」か、わからず電話で確認
私は軽くパニックになり、「なんでかわからん…」と悩んだ挙句、降参するかのように「SBI証券」の「お問い合わせサポート」に電話をしました。
すると、コールセンターの女性が「それでしたら、メイン画面上部に入出金・振替のステータスバーがありますので、そこから証券口座にご入金ください」と、即答。
私は、「SBI証券」で利用する銀行を登録してあるので、公共料金などのように自働的に「引落し」があって、勝手に「購入」されているものと思い込んでいたのですが、実際はそうではなかったのです。
購入のたび(購入指定日前まで)か、ある程度の金額をまとめて「証券口座」に手動で入金しておかなくてはならないのでした。
要は、自分の「銀行口座(広島銀行等)」→「証券口座(SBI証券)」に送金しておかなければなりません。
「証券口座」に移動したお金(商品買付前の残高)こそが、いわゆる「買付余力」と呼ばれるお金なのです。
ここを忘れてしまっては、せっかく設定したのに「投資」が開始されません。
実際のやり方

一つの画像で説明が可能なので、実際の設定時は画面が切り替わったりしますが、上の画像だけで説明します(2022年8月時点の情報)。
単純に順番通りに進むだけです。
①・「入出金・振替」をクリック
②・「入金」画面を確認
③・上の画像と同じになりますので、「振込金額(証券口座に入金する金額)」と「パスワード」を入力する
④・良ければ、「入金(振込)支持確認」をクリック
⑤・画面にはないです(ページが切替わります)が、そのページに出てくる内容を確認してから、「振込(入金)支持」をクリックして終了(㊟クリック後の取消はできません)
画像下にオレンジの〇で囲っていますが、「SBI証券」が提携している銀行であれば、「振込・振替手数料は無料!」・「買付余力に即時反映!」です。
毎回入金不要な「便利な利用方法」がある!
もし、「入金」の手間を省きたいのであれば、
①・「住信SBIネット銀行」で「銀行口座」を開設して、その銀行と連携させれば、「定額自働振替」というサービスが利用できます。
②・「クレジットカード」決済登録に変更する(㊟利用できるのは、三井住友カードの一部に限ります)。
①は「現金派」、②は「クレカ派」の場合に良いでしょう。
このどちらかを利用すれば、手動「入金」の必要がなくなり、忘れることもなく便利です。
まとめ
こうやって、「投資」における0→1(何もしていない状態→一歩踏み出す)の行動で、「つみたてNISA」の口座開設をするだけでも、様々な入力や設定が存在して、改めて初心者には結構な抵抗のある作業だな…と感じました。
結局のところ、「投資」初めての方が最初から最後まで済ませるには、は大きく4段階の作業が存在することになります。
①・「SBI証券」に「証券口座」開設(入出金用の銀行口座登録も)
②・その「証券口座」に「つみたてNISA口座」開設
③・「つみたてNISA」の積立内容の設定 ←ここまでは⑬記事で解説
④・積立金の入金 ←今回の説明記事
「投資」経験のない初心者に、これを時間的に、数十分で済ませるのは至難の業ですね。
ゆっくりでいいので、確実に行きましょう。
しつこいですが、「投資」に絶対はないですから、始めることはお勧めしますが、強要はしません。
ご自身の判断で、損をしないためにも少しずつでよいので、学びながらチャレンジを。
「投資」において「人任せ」・「人頼み」は騙されたり、ぼったくりの標的になってしまう可能性は、かなり高くなります。
相手にそのつもりがなくても、結果として「騙された…」と同じ状態になってしまうことも「なきにしもあらず」です。
そのあたりも、「たとえ気の許せる知人だとしても!」十分に注意して行いましょう。