資産運用だけではない?「お金」と「自分」への投資を両立しよう!!

「投資」と聞くと、株式や投資信託、NISAなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

もちろん、将来に向けて資産を増やしていく資産運用はとても大切です。

しかし、もうひとつ忘れてはいけないのが、自分自身への投資=「自己投資」です。

資産運用と自己投資は、どちらか一方を選ぶものではありません。

「お金に働いてもらう資産運用」と「自分の価値を高める自己投資」

この2つをバランスよく続けていくことが、将来の生活を豊かにするための大切な考え方です。

資産運用は「将来のお金」を育てる

資産運用の目的は、現在持っているお金を将来に向けて育てていくことです。

銀行預金だけでは資産を大きく増やすことは難しく、物価が上昇すれば、お金の実質的な価値が下がってしまう可能性もあります。

いわゆるインフレ(インフレーション)です。

例えば、今まで100円で買えていたカップ麺が、特にリニューアルしたわけでもないのに、200円に値上がりしたりすることを指します。

そこで活用したいのが、NISAなどを利用した長期的な資産運用です。

初心者であれば、難しい個別株の売買から始める必要はありません。

例えば、NISAを利用して、低コストのインデックスファンドを毎月積み立てる。

これだけでも立派な資産運用です。

全世界株式や米国株式などに幅広く分散された投資信託なら、少額から世界中の企業へ投資できます。

そして重要なのは、短期間で大きな利益を狙うことではなく、長期間コツコツと続けることです。

時間を味方につけることで、運用益がさらに運用される「複利ふくり」の効果も期待できます。

自己投資は「将来の自分」を育てる

一方の自己投資は、自分自身の知識や能力、経験などを高めるためにお金や時間を使うことです。

例えば・・・

  • 本を読んで知識を増やす
  • 資格や仕事に役立つスキルを身につける
  • パソコンやAIなど新しい技術を学ぶ
  • 健康維持のために運動する
  • 新しい場所へ行ったり、新しい経験をする

こうしたことも、すべて自己投資と考えることができます。

資産運用との大きな違いは、自己投資によって自分自身の「稼ぐ力」を高められる可能性があることです。

例えば、100万円を年5%で運用した場合、単純計算なら1年間の利益は5万円です。

しかし、資格取得やスキルアップによって毎月の収入を1万円増やすことができれば、年間では12万円の収入増になります。

もちろん自己投資をすれば必ず収入が増えるわけではありません。

それでも、資産がまだ少ない時期ほど、金融商品への投資だけではなく、自分の収入や可能性を高めるための投資も重要なのです。

「資産運用か自己投資か」ではなく両方やる

ここで大切なのは、

「資産運用と自己投資、どちらが得なのか?」と、考えないことです。

この2つは役割が違います。

「資産運用」は、今あるお金を将来に向けて育てるもの。

「自己投資」は、将来のお金を生み出す自分自身を育てるもの。

そのため、可能であれば両方を同時に進めていくのが理想です。

例えば、毎月5万円を将来のために使えるのであれば、「4万円をNISAで積立投資、1万円を本や資格、勉強などの自己投資」という方法もあります。

金額や割合に正解はありません。

大切なのは、資産形成だけにお金を回しすぎて、現在の自分への投資をゼロにしないことです。

自己投資は「お金を使うこと」だけではない

そして、自己投資についてもうひとつ覚えておきたいことがあります。

自己投資=高額な資格やスクールに通うことではありません。

今はインターネットや動画、AIなどを利用すれば、ほとんどお金をかけずに学べる場が増えています。

つまり自己投資では、お金以上に**「時間を何に使うか」**が重要です。

毎日30分でも新しいことを学び、それを何年も続ければ、大きな差になることでしょう。

資格取得であっても、試験前の数日間で集中的に学習するよりも、毎日短時間でも習慣的に続ける方が合格率が上がります。

資産運用で「時間」が重要なのと同じように、自己投資でも時間は大きな武器になります。

資産運用と自己投資の共通点は、「早く始めること」!

実は、資産運用と自己投資には大きな共通点があります。

それは、早く始めて、長く続けるほど効果が大きくなりやすいことです。

資産運用では、長期間運用することで複利の効果を活かしやすくなります。

自己投資でも若いうちに身につけた知識やスキルは、その後何年、何十年と活用できる可能性があります。

そして自己投資によって収入が増えれば、その一部をさらに資産運用へ回すこともできます。

「自己投資 → 収入アップ → 投資額アップ → 資産形成の加速」という好循環こうじゅんかんを作ることも可能です。

まとめ

将来のために資産運用を始めることは、とても大切です。

しかし、金融資産だけが将来の財産ではありません。

知識、経験、スキル、健康など、自分自身に蓄積ちくせきされたものも大切な資産です。

だからこそ、NISAなどを活用して「お金」を育てる。

そして、学びや経験を通じて「自分」を育てる。

この2つを同時に続けていくことが、長期的な資産形成につながっていきます。

投資というと「何を買えば儲かるのか?」に目が向きがちですが、本当に大切なのはそれだけではありません。

お金への投資と、自分への投資。

どちらか一方ではなく、両方を少しずつ積み重ねていく。

それが将来の選択肢を増やすための、シンプルつ最良な投資方法ではないでしょうか。