日常の生活術

55・メインバンクは「ゆうちょ銀行」がお勧め…時代にそぐうように、使い勝手よく進化している!!

メインバンクは「ゆうちょ銀行」がお勧め

「銀行」も合併がっぺい破綻はたんを繰り返しながら、昔に比べ数もだいぶ減ってきました。

「バブル崩壊」や「リーマンショック」などの経済危機で、経営状態の怪しい銀行は振るい落とされてきたために、現在ではわりと信頼できる銀行が存続しています。

インターネットの普及により、情報もオープンな傾向になっていますので、今現在怪しい経営状態になったとしても、早くに気が付けることでしょう。

ただ、現在でも国内には約130の銀行があります(因みに、信用組合等の金融機関を含めると1,100以上)。

その中で、自分の大事なお金や資産を預けるのに、信頼できて使い勝手の良い銀行を選ぶのは必須事項です。

お金の管理は、お金に困らない生活をしていく上で、とても重要な役割を占めています。

それなのに、「勧められたから…」とか「地元の銀行だから…」と、意外に銀行の利用価値を把握はあくしないまま口座を作ってしまう人が多い傾向です。

ここでは「ゆうちょ銀行」の使い勝手の良さと、「メインバンク」か「サブバンク」としての有用性を紹介したいと思います。

むやみに「銀行口座」を開設するもんじゃない

銀行口座は、「メインバンク」と「サブバンク」の2つ持ちが理想的です。

なぜ、2つ持ちが理想かと言いますと、

①・「銀行口座」をたくさん持っていると、金銭状態が把握しづらく、場合によっては銀行を何件も回ったりして、ムダな確認作業などの労力が増えます。

②・「銀行口座」をたくさん持っていると、損失や盗難などに気付きにくく、場合によっては警察のお世話(不正利用された場合)になってしまうかもしれません。

③・1つのみ(地方や大手銀行)だと、その銀行が給料振込や公的機関の引き落としなどを対応してくれない場合(特に子ども園や学校等)がある。

ですから、口座の2つ持ちのうちのどちらか1つを「ゆうちょ銀行」にしておくと、その後の生活の手間や負担を軽減してくれると思います。

「ゆうちょ銀行」のATM設置数は全国最大級であり、郵便局と連携れんけいして全国各地に設置されたいるために利用しやすい環境ですし、公的機関の引き落とし(特に学校関係費用)も「ゆうちょ銀行」を指定してくることが多く、そんな時でも即対応可能です。

スマホ1台で管理できる

「ゆうちょ通帳アプリ」をインストールすると、日常で必要なお金のやり取りが、スマホ1台でほぼ出来てしまいます。

アプリも最近どんどん進化していて、使いやすくなる一方です。

使いやすく便利な機能として…

①・「通帳」が不要!

銀行を利用し、生き続けていれば永遠に「預金通帳」はまる一方です。

しかしながら、よほどではない限り過去のお金のやり取りは、そこまで必要性がありません。

アプリ内の「メニュー」画面から「無通帳切替」で設定をすれば、「通帳」も「キャッシュカード」も不要(㊟カードは引き出し額が大きい場合には必要です)になり、基本的に現金が必要な場合以外は銀行に行く手間なし。

取引履歴も、必要になってタンスの奥から過去の通帳を探し出すよりも、スマホで「パッ」と検索できる方が簡単…当然のことながら、「通帳無」に切替えてからの明細記録は、クラウド上にデータとしてきちんと記録が残されているのです。

もしも、重要な取引内容だったりすれば「スクリーンショット」で記録保存しておけば問題ありません…画像に手を加えていなければ、「スクリーンショット」は証拠としての役割も果たせます。

②・ATM利用時の入金・出金に「キャッシュカード」は不要!

銀行やATMにお金をおろしに行ったのだけど、「キャッシュカードや通帳を忘れた…」なんてことはありませんでしたか?

「ゆうちょ銀行」では、スマホのみでお金の入出金ができてしまいます(出金額には、キャッシュカードよりも低い上限額があるので確認は必要)。

これは、使えるようになるととても便利機能なのですが、「ゆうちょ認証アプリ」のインストールも必要で、利用開始の設定までに多少手間がかかるかもしれません…

それともう一つ重要なサービス…大手銀行などが時間外引き出し手数料の引き上げを行う中、「ゆうちょ銀行」は土日だろうが祝日だろうが(ATM利用時間内であれば)、入出金に手数料は必要ありません。

③・送金(振込)がアプリで完了

「お金の振込日が今日までだった…でも時間が…」なんてことはありませんでしたか?

それも「ゆうちょ銀行」なら、24時間365日いつでもスマホから送金(振込)可能です(ただしアプリのメンテナンス時や更新時は除く…年末年始など長期休暇では特に確認が必要)。

しかも「ゆうちょ銀行」間の送金(振込)であれば、手数料は基本無料(月内の回数制限があります)…他銀行あてであっても一律165円とコストはひかえめです(5万円以下送金の場合は、他ネットバンクの方が安い場合有)。

④・郵便局専用「払込取扱票」(郵便局専用の青い字の払込用紙)もアプリで完了

使用料(購入代金など)の後払いやファンクラブ等の年会費など、意外に郵便局専用「払込取扱票」(郵便局専用の青い色の払込用紙)での支払いを求められることがあるものです。

そんな場合でも郵便局に出向くまでもなく、スマホカメラで「払込取扱票」をスキャンして、内容を確認して即、払い込み完了できます。

上は参考までの画像ですが、実際には届いた(渡された)時点で既に内容が書き込まれていたり、場合によっては内容を自分で書き込まなくてはなりません。

払込み手数料こそATMでの取扱料金と同額(5万円未満なら152円)ですが、ATMまで出向く手間を考えれば、かなりの労力軽減です。

もちろん、赤い色(相手側が支払い手数料負担)の郵便局専用「払込取扱票」でも支払いができます。

⑤・自動車税や固定資産税などの「QRコード」付き決済の支払が出来る

税金(地方税のみ)の支払いもスマホアプリで完了してしまいます。

正直、私自身はクレカ払いでのポイント獲得(クレカは決済手数料も必要なので、相殺されてわずかなポイント獲得にしかなりませんが…)を目的に利用こそしていませんが、そこにこだわりがないのなら、これも便利でコンビニや銀行に行く手間もなく労力軽減です。

現状、ゆうちょアプリで税金支払時のQRコード決済には、手数料がかかりません。

一つ注意点があるとすれば、領収証が必要な場合は「領収証」は発行されませんので、注意が必要です。

ですが、「領収証」代わりに支払い証明画像として、「決済完了画面のスクショ(決済完了・・の文字と決済金額・・がわかる画面が必要)」は有効(画像に手を加えていないのが大前提だいぜんてい)ですし、気になる車検の自動車税に関しては、車検時は検査場側が専用のシステムを使用しWeb上で支払い完了の確認ができますので、「領収証は不要」です。

ここまで主な機能を紹介しましたが、これだけの便利機能があればほとんどのお金のやり取りは「スマホ」で済んでしまいます。

何かと問題の多い「郵便局」だけど

2019年には「かんぽ生命」の不正事件。

特に高齢者や保険の仕組みを理解できていない人達に対して、「二重契約」や、ノルマ達成のための「不正契約」が明るみになりました。

2025年には、運送事業許可取り消し。

配達員が酩酊めいてい状態で運転していたり、点呼業務の省略などの問題事件が発覚しました。

ですが、すべてを問題ある企業だと距離を置いてしまうには、あまりにも軽薄けいはくです。

「ゆうちょ銀行」の歴史(近年のデジタル化に対応した利便性への方向転換)、銀行規模、利用者規模などからしても利用しない手はありません。

仮に何か問題が起きたとしても、逃げたりスルーしたりできない環境下にあるため、逆に信頼度も上がるのです。

まとめ

私自身、「ゆうちょアプリ」の登場で劇的に銀行関連のお金の管理が楽になりました。

今まで窓口まで出向いていた(時には整理券取って並ばされて…)ものが、スマホ1台でほぼ全ての作業ができてしまいます。

銀行に出向く回数も劇的に減り、月に一回行くのでも多いくらいです(子供の習い事の月謝などは未だに現金のみ対応が多いので、行く必要がないとまでは言えません)。

近年は、「大手銀行」や「地元銀行」よりも「ネット銀行」の方が使い勝手がよく、各種手数料なども安いために、「ネット銀行」利用に切り替えられていきます。

「ゆうちょ銀行」も、立派な「ネット銀行(としての機能を有する)」の1つだと私は感じています。

もし気になれば、「ゆうちょ銀行」を「メインバンク」か「サブバンク」としてご利用を検討してみてはいかがでしょうか?